2014年9月 のアーカイブ

なぜ日本のEPRプロジェクトは失敗してしまうのか

2014年9月24日 水曜日

ERPソフトは日本に普及してきましたが、導入プロジェクトは相変わらず失敗が多いようです。

予定より本番稼働時期が遅れる、コストがかかる、利用機能が制限され追加開発が増える、こうした原因をご説明いたします

  • 失敗例 CASE ①

    ベンダーからの当初見積が ○○億円 一式。

    精緻な見積もりのためにも実行計画フェーズを3ヵ月設ける

    その結果、当初見積より3割以上多い金額に。

    ・ベンダー側は未確定要素をリスクとして盛り込む
    ・当初見積の際に提示したRFPが10ページ程度


    広川の視点
    ・当初見積段階で既にボタンのかけ違いが発生
    ・ベンダーを比較したが2社しか検討していない
    ・ベンダーは提示した文書に責任を持つべき

  • 失敗例 CASE ②

    海外展開プロジェクトで、大手SIerがその海外グループ会社と共に実施すると提案(メンバーは英語ができない)

    海外展開プロジェクトが途中で頓挫

    英語ができないメンバーに海外展開ができる訳がない(現地子会社から、我々は通訳ではないと念を押される)


    広川の視点
    ・会社の名前だけで安心しない
    ・グループといっても人間関係なければ別会社

  • 失敗例 CASE ③

    システム開発が途中で中断(特許庁と同じ)

    数年前に現場部門だけで発注し、その後、システム部門だけで発注。どちらもうまくいかず。

    システム構築の開発期間と金額が世間的な相場とかけ離れた発注をしている。ベンダーも無理を承知でも請け負ってしまう


    広川の視点
    ・RFI等によって、事前に幅広い調査を行う
    ・類似業務を遂行できるベンダー候補を3社から5社挙げてみる

  • 失敗例 CASE ④

    役員の「鶴の一声」でベンダーが決定。その結果失敗に。

    役員の一存で決めてしまったことに対し、周りが裸の王様に対処するように異論を唱えられない


    広川の視点
    ・社長や役員といっても、ITに強くない人の一声で決定されるのは相当危険であるといえる。役員の一存といえども、ベンダー選定は合意で行うべき。

続きは以下の無料オンラインセミナーで

(Youtubeのサイトにリンクします。音声はありません)

このオンラインセミナーの内容をPDFで無料でご提供いたします。

ご希望される方はお知らせください

【訪問セミナー】業績向上のためのKPIマネジメント

2014年9月27日 土曜日
スライド1
    • Hiro Business Solutions は、以下の活動を通して皆様の価値創造に貢献するというミッションを掲げています。

      ・IT企業の発展をご支援させていただくこと
      ・スタッフ部門(企画部門、経理部門、情報システム部門 など)の負荷を低減させること

    • そこで、皆さま共通の課題をディスカッションする場の提供、IT企業のソリューション紹介、ビジネスマッチングなどを目的としたヒロ・ビジネス・ネットワークを運営しています。
      今回は、QPR社の700種類ものKPIテンプレートを提供するITL社とともに「業績向上のためのKPIマネジメント」をご提供いたします。
      なお、このセミナーは不特定多数の参加者を想定するものでなく、 ご関心のある会社を訪問し、その会社の方々とディスカッションする形式で開催いたします。
      開催費用は無料です。ご関心のある会社は、ご遠慮なくご連絡ください。
    • テーマ
      および
      内容
      <テーマ>
      ~失敗事例から学ぶ~経営管理に疲れてませんか?
      業績を向上させるイキイキとした経営管理手法のご紹介

      <内容>
      経営管理は何のために行うのでしょうかー?
      それは、会社の業績を向上させるためであり、その結果として会社や従業員が発展して喜べる成果を得るためです。
      この目的が達せられない経営管理は失敗であるといっても過言ではありません。
      「業績が向上しない根本原因は経営管理手法にあるのに、その管理手法を是正せず、そして業績悪化が必然となり、さらに悪しき経営管理を強化して疲弊してしまう」このような悪循環に陥ってしませんか?当例会では、経営管理の失敗事例を考察し、その原因を明らかにし、業績を向上できるKPIマネジメント手法をご紹介いたします。

      想定参加対象 経営管理者、企画部門、経理部門、情報システム部門の方
      プレゼンター Hiro Business Solutions株式会社 – 代表取締役 広川 敬祐
      アイ・ティ・エル株式会社 ソリューション営業部 部長 城 勇生
      開催日時 会社の都合に合わせます。所要は2時間程度を想定しています(相談可)
      開催費用 無料
      会場 依頼元の会社の会議室
      開催地域 日本全国どこでも伺います。

  • KPIマネジメントでの課題

    • KPIはほぼ網羅的に挙げられているが、充分活用されているとは言えない
      (経企や管理職では議論されているが、経営層、実務者まで浸透が不十分
    • KPI間の因果関係が見え難い(自分の活動が何に繋がるかが見えない)
    • 全社-事業本部、事業本部-本部等の関連が見え難い。あるいは関連が取られていない(縦の連携
    • 組織横断の施策・KPIがあまり見られない(横の連携
    • 部門が設定したKPI設定・目標値設定の一部で、適切かどうか疑わしいものがあるただ、現在のところそれを検証するノウハウ・時間がない
    • 活動の進捗率」などは、実績の真偽を確かめる術がない( R&D部門、管理間接部門等)
    • 経企において、経営層に報告するための情報選別に時間がかかる
    • 全体最適を目指した取り組みを誘発できていない
    • 「学習と成長の視点」のKPIが希薄と思われる
    • 個人レベルの活動・評価までリンクしていない
    • 一部で具体的施策に展開できていない
  • QPR Professional Managerのご紹介 – 『KPIマネジメントツール』

    ・会社の戦略シナリオと達成状況が一目で分かる
    ・会社の目標が現場の管理目標までつながっているのが分かる
    ・各部門の管理目標が全社のどの目標につながっているのが分かる
    ・達成度・進捗度が分かりやすく、時系列に、見ることができる
    ・グラフやメータなどによる分かりやすい表示ができる
    ・特定の条件のもの(例えば、赤信号)を抽出し、分析できる
    ・定期報告用のフォーマットの作成ができる
    ・コメント・アクションなどが管理項目に付けられ、報告・共有ができる
    ・特定の条件による警告(アラート)により、注意を喚起できる

    アイ・ティ・エル株式会社の紹介

    経験豊富なSE集団による大規模業務システムの一括受託開発を始めとして、経営戦略・経営管理分野に特化したパッケージの開発・販売から導入・運用に関わるコンサルティングに至るまで、お客様の「見える経営」を実現し、経営課題の解決や企業価値の向上を支援するためのトータルなシステム・ソリューションをご提供できる会社です。

    アイ・ティ・エル株式会社HP

講演資料

2014年9月3日 水曜日